By: Kevin Dooley

コラム,今辛い人へ,幸せのコツ

野良猫「チャック」が教えてくれた小さな幸せの大切さ

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こんばんわ。ラグジェスタの所長Jです。

このサイトを注意深く見ている人だけが気づくことなのですが、実は私、猫が大好きです。

今日は、ある猫との出来事をお話いたします。

都合のいい人間

私は大の猫好きです。

しかし、私の住まいはペット不可の賃貸なので、あの愛らしい丸っこいふわふわの動物を毎日愛でることができません。

そんな私は、道ばたで野良猫を見つけると、餌を与えるでもないのに仲良くなろうとしてみます。

しかし、そんな都合のいい人間の相手をしてくれる猫などいるいるわけがありません。

私は猫との触れ合いをもたないまま、空虚な日常を送っていました。

不細工なデブ猫

そんな寒い夜のある日、仕事帰りに近所の広場で座っていたときのこと、茶色いもふもふのデブ猫が寄ってきました。

そのデブ猫は近寄っても全然逃げないどころか、私の膝にのってきたのです。

野良猫は色々な病気を持っているので、基本触れないようにしていましたが、寒さと人恋しさを感じさせる大きなふさふさの茶色い背中をみていると、そんなことはどうでもよくなって、もふもふさせてもらいました。

よく見ると超不細工な猫でしたが、愛嬌と人懐こさが多くの人をその場所に引き寄せ、みんなの膝にのり、みんなの心を癒していました。

みんな、このひざに乗ってくるデブ猫のことが大好きでした。

猫友達

この猫のおかげで、私は顔なじみならぬ「猫なじみ」な人ができました。猫という共通点だけで繋がる名前も知らない友達です。

この猫がいなかったら出会うことすらなかったと思いますが、一匹の猫により、人と人が出会いコミュニティができていました。

冬の間、私は仕事に疲れてはこの場所に足を運び、「猫なじみ」のおっさんやおばあちゃんと挨拶をかわしながら、デブ猫を撫でていました。

突然の別れ

そして、昨日もいつものようにデブ猫を触りに広場にいった時です。何やら騒がしい。数人の猫なじみが全員集結していました。

何事が聞いてみると、

「デブ猫の世話を主にしていた人が、転勤で関西にいくことになったので、これを機に、里親としてこの猫を飼うことにした。」

ということで、猫なじみがあつまり、デブ猫捕獲(保護)作戦が行われている最中でした。

そのことを聞いた私は、嬉しさ半分、寂しさもありました。

家猫になるのが猫の命を考えたら幸せな選択肢であることは間違いないのはわかっていましたが、辛かったときにあのデブ猫と過ごした癒しの時間を思い出し、切なくなりました。

名前はチャック

猫には名前がありました。チャック。なぜチャックというかは知りませんが、古株のおばあちゃんがそう呼んでいたのでそうなんでしょう。

チャックはすぐに捕獲され、動物病院でワクチンと蚤取りを施され、今日新幹線で東京を立ちました。

私は一縷の希望をもって、今日もあの広場に行ってみましたが、いつも無愛想な顔で出迎えてくれるデブ猫の姿はありませんでした。

チャックのいた広場の片隅は、以前のような活気がなくなったように感じました。

時より、チャックの姿を探しにくる人がきて、チャックがいなくなったと知ると、皆落胆して帰っていきます。

それだけ、一匹の猫の力は、多くの人間の心の支えになっていました。

アニマルセラピーみたいなものかもしれませんが、「たまたまいた野良猫とたまたまきた人間が一緒に時を過ごす」という稀少さが、今になってわかってきました。

失って初めて気づくことがあります。

それは、

当たり前のことほど、素晴らしいことはない

ということです。

以上、ある一匹の猫が教えてくれた、大切なことでした。

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J(所長)のプロフィール
ラグジェスタ心理研究所所長J(ジェイ)。心理学や哲学を中心に、日本人が抱える心の問題や生きやすさを研究している。猫人間。嫌いな言葉は「宗教」「スピリチュアル」「ヒーリング」

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