By: Herman Pijpers

内向的

幸せになるとうつ病はなくなるのか?

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心理研究所所長のJです。

ちょっと前、TEDでうつ病を煩っている作家が「うつ病との付き合い方」をテーマにスピーチをしていました。

重度のうつ病患者である彼は、うつを隠したり逃げたりしていると更に症状が悪化する、といっています。

うつ病者の自己肯定感の低さ

鬱に関する議論を行う際に、上手くいかない理由の一つは、当人が馬鹿馬鹿しいと認識していることです。

実際に、なんて愚かだと分かっているんです。

普通の人たちは、留守電のメッセージを聞いて、ランチをとって、シャワーを浴びて、玄関から出かける、それが当たり前のことだと分かっています。

それでも鬱と決別できません。どうあがいても、解決できなくなります。

こんな調子で私はやることがだんだん減ってきて、思考も鈍くなり感情も失っていきました。無に近づいていたように思います。

彼はうつ病患者との対話の中で、うつ病者の多くは妄想感覚があることを発見したらしい。

さらに、うつ病は発展した社会における病だと認識している人も多いが、実はアフリカなどの貧困層でも同じように蔓延している。

彼が出したうつ病の解決策

では結論は何だ?重い鬱に悩みながらも良い日々を過ごしている人たちはどう対処しているのだろうか?

時間をかけて分かったことは、自己の過去を否定する人、例えば「自分が鬱を患ったのは大昔で、そのことについては考えたくないし思い出したくもない。これからの人生に集中するんだ」という人。皮肉にもこんな人たちが鬱の奴隷になってしまうのです。

鬱を締め出すことがそれを助長します。隠すことで肥大します。

一方で上手にやっている人とは、うつ病を患っているという事実に背を向けない人たちです。自分の鬱を受け入れる人たちは回復力が備わっています

大切なのはうつの意味を探り、思考を深めて、再発した時には「これから地獄を経験するだろう。でも何かを学んでみる」という 心構えを持つことです。

まとめ

うつは感情の病であり、性格でもあると個人的には思う。

そして、そういう人は、うつと上手く付きあう方法を見つけることが大事だと思う。

うつの反対は幸せではなく、「活力・エネルギー」なんだ。

無感動・無気力・絶望感。これらに打ち勝てるのは、自分しかいない。

うつ側の戦略に嵌るととても体力と気力を消耗する。

そうではなく、うつを自分の感情と認め、いかに毎日それを乗り越えていけるかが、うつ病克服の一番の解決策だと私は思う。

参考:https://embed-ssl.ted.com/talks/lang/ja/andrew_solomon_depression_the_secret_we_share.html

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J(所長)のプロフィール
ラグジェスタ心理研究所所長J(ジェイ)。心理学や哲学を中心に、日本人が抱える心の問題や生きやすさを研究している。猫人間。嫌いな言葉は「宗教」「スピリチュアル」「ヒーリング」

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